[pgpool-general-jp: 1191] pgpool-II 3.3.1, 3.2.6, 3.1.9, 3.0.13 released
Yugo Nagata
nagata @ sraoss.co.jp
2013年 9月 6日 (金) 18:54:46 JST
長田です。
pgpool-II 3.3.1, 3.2.6, 3.1.9, 3.0.13 をリリースしましたのでお知らせいたします。
これらは、各メジャーバージョンの最新安定版です。
以下からダウンロードすることができます。
http://pgpool.net/mediawiki/index.php/Downloads
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リリースノート
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3.3.1 (tokakiboshi) 2013/09/06
* 概要
このバージョンは 3.3.0 に対するバグ修正リリースです。
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* バグ修正
- tar ball 作成時にレグレッションテストを含めるよう修正しました。
(Tatsuo Ishii)
3.3.0 リリースの tar ball にはレグレッションテストが含まれていません
でした。
- レグレッションテストの watchdog テストスクリプトを修正しました。
(Tatsuo Ishii)
- メモリオーバーランを修正しました。(Tatsuo Ishii)
このバグは [pgpool-general: 1956] で Sean Hogan さんにより指摘されま
した。
[pgpool-general: 1956] memory overrun bug?
http://www.sraoss.jp/pipermail/pgpool-general/2013-July/001984.html
- コンパイル時のエラーを修正しました。(Yugo Nagata)
- オンメモリクエリキャッシュ使用時に子プロセスが sig abort で異常終了する
バグを修正しました。 (Tatsuo Ishii)
parse メッセージの後に複数の bind/execute メッセージが来た場合に発生して
いた、メモリの二重開放がこのバグの原因です。parse メッセージが来ると、ク
エリコンテキストと共に一時的なキャッシュが作成され、クエリの実行時にこの
一時キャッシュを指すポインタが配列に追加されます。そして、続く複数の bind
メッセージがこの同じポインタを使用することが、キャッシュ削除の際に二重開
放を引き起こす原因となっていました。
このバグはバグトラック #68 にて harukat さんにより報告されました。
#68: child process termination with sigabort when memory_cache_enabled = on
http://www.pgpool.net/mantisbt/view.php?id=68
- いくつかのテストケースをレグレッションテストに追加しました。(Tatsuo Ishii)
- ドキュメントの pgpool-recovery のインストールの節の typo を修正しました。
(Tatsuo Ishii)
- ログメッセージの typo を修正しました。 (Yugo Nagata)
- 日本語ドキュメントの typo を修正しました。 (Yugo Nagata)
- レプリケーションモードにてロードバランスモードが off の場合には、
SELECT クエリをマスターノードにのみ送信するよう修正しました。
(Tatsuo Ishii)
レプリケーションモードでロードバランスモードが off の場合には、明示的
なトランザクションの中で SELECT クエリは、全てのノードにではなく、マス
ターノードにのみ送られなくてはなりません。
このバグは [pgpool-general: 2038] にて Rypl Lukas さんにより報告されました。
[pgpool-general: 2038] SELECT sent to both nodes in replication mode
http://www.sraoss.jp/pipermail/pgpool-general/2013-August/002066.html
- pgpool_setup が単独で動作しなくなっていたのを修正しました。(Tatsuo Ishii)
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3.2.6 (namameboshi) 2013/09/06
* 概要
このバージョンは 3.2.5 に対するバグ修正リリースです。
__________________________________________________________________
* バグ修正
- バックエンドエラー検出時に発生することがあるメインプロセスのセグメンテ
ーション違反を修正しました。(Tatsuo Ishii)
この問題はバグトラック #62 で tuomas さんにより報告されました。
#62 Slave network outage causes a segmentation fault on main process
http://www.pgpool.net/mantisbt/view.php?id=62
- child_life_time 使用時に発生しうるヘルスチェックのバグを修正しました。
(Tatsuo Ishii)
バックエンドが正しく動作しているにも関わらずフェイルオーバが発生する
ことがありました。この問題は [pgpool-general: 1892] で larisa sabban
さんにより報告されました。
[pgpool-general: 1892] Pgpool is unable to connect backend PostgreSQL
http://www.sraoss.jp/pipermail/pgpool-general/2013-July/001920.html
- マニュアルの「pgpool-IIの配置について」の項目を改訂しました。(Tatsuo Ishii)
watchdog の使用に関する記述を追加しました。
- doc/basebackup.sh スクリプトの ssh コマンドの間違いを修正しました。
(Tatsuo Ishii)
- レプリケーションモードにおけるプリペアド文のパース処理を修正しました。
(Tatsuo Ishii)
レプリケーションモードで SELECT 以外のクエリをパースする際には、ノード間の
一貫性保持のため自動的にトランザクションが開始されますが、トランザクション
を閉じる処理が行われていませんでした。そのため、実際に誤っているクエリだけ
ではなく、その次にパース処理されたクエリもアボートされていました。
このバグは [pgpool-general: 1877] で Sean Hogan さんにより報告されました。
[pgpool-general: 1877] current transaction is aborted, commands ignored
http://www.sraoss.jp/pipermail/pgpool-general/2013-July/001905.html
- オンメモリクエリキャッシュ使用時に子プロセスが sig abort で異常終了する
バグを修正しました。 (Tatsuo Ishii)
parse メッセージの後に複数の bind/execute メッセージが来た場合に発生して
いた、メモリの二重開放がこのバグの原因です。parse メッセージが来ると、ク
エリコンテキストと共に一時的なキャッシュが作成され、クエリの実行時にこの
一時キャッシュを指すポインタが配列に追加されます。そして、続く複数の bind
メッセージがこの同じポインタを使用することが、キャッシュ削除の際に二重開
放を引き起こす原因となっていました。
このバグはバグトラック #68 にて harukat さんにより報告されました。
#68: child process termination with sigabort when memory_cache_enabled = on
http://www.pgpool.net/mantisbt/view.php?id=68
- 日本語ドキュメントの typo を修正しました。 (Yugo Nagata)
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3.1.9 (hatsuiboshi) 2013/09/06
* 概要
このバージョンは 3.1.8 に対するバグ修正リリースです。
__________________________________________________________________
* バグ修正
- doc/basebackup.sh スクリプトの ssh コマンドの間違いを修正しました。
(Tatsuo Ishii)
- レプリケーションモードにおけるプリペアド文のパース処理を修正しました。
(Tatsuo Ishii)
レプリケーションモードで SELECT 以外のクエリをパースする際には、ノード間の
一貫性保持のため自動的にトランザクションが開始されますが、トランザクション
を閉じる処理が行われていませんでした。そのため、実際に誤っているクエリだけ
ではなく、その次にパース処理されたクエリもアボートされていました。
このバグは [pgpool-general: 1877] で Sean Hogan さんにより報告されました。
[pgpool-general: 1877] current transaction is aborted, commands ignored
http://www.sraoss.jp/pipermail/pgpool-general/2013-July/001905.html
- 日本語ドキュメントの typo を修正しました。 (Yugo Nagata)
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3.0.13 (umeyameboshi) 2013/09/06
* 概要
このバージョンは 3.0.12 に対するバグ修正リリースです
__________________________________________________________________
* バグ修正
- doc/basebackup.sh スクリプトの ssh コマンドの間違いを修正しました。
(Tatsuo Ishii)
- レプリケーションモードにおけるプリペアド文のパース処理を修正しました。
(Tatsuo Ishii)
レプリケーションモードで SELECT 以外のクエリをパースする際には、ノード間の
一貫性保持のため自動的にトランザクションが開始されますが、トランザクション
を閉じる処理が行われていませんでした。そのため、実際に誤っているクエリだけ
ではなく、その次にパース処理されたクエリもアボートされていました。
このバグは [pgpool-general: 1877] で Sean Hogan さんにより報告されました。
[pgpool-general: 1877] current transaction is aborted, commands ignored
http://www.sraoss.jp/pipermail/pgpool-general/2013-July/001905.html
- 日本語ドキュメントの typo を修正しました。 (Yugo Nagata)
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